時給とは
1時間単位で支給される給料。時間給。
goo国語辞書より引用
先に言っておきますが、僕は『時給換算』という言葉は普段からあまり使いません。
じゃあタイトルはなんなんだ!!って話ですけど。笑
僕は元々スロッターだったのですが、その世界でもよく時給換算という言葉を聞きました。
時給換算について考えてみた
もっと掘り下げて考えると、時給は支給される給料なので…。そもそも自営業の方が時給換算すること自体がずれていると思います。いや換算だから間違っているわけではないですけどね。(細かい話かも知れませんが、そもそも時給とか月給のような形式で雇われるのが嫌で自営業を始めたのではないでしょうか??)
よくツイッター上でも時給換算したら…とか見ますが、どこからどこまでの時間で換算しているのか疑問に感じます。
せどりの時給換算とは??
せどりに関して考えてみると、まずどこからが仕入れなのでしょうか??
店に着いた時から?? 家を出たときから?? 家でトレンド商品などをリサーチしていたときから??
開始の時間だけ考えても定まりません。
仕入たあとの検品の時間、納品もしくは自己発送なら梱包して発送する時間…。そもそも売れ残った場合は??
とか考えていくとますます謎は深まります。
時給を意識した場合の仕入れ
せどりを始めたころからずっと気になっていたのですが、たまに僕が先に全頭し終わった棚を、端から端まで全頭し直すせどらーがいます。
仕入れの基準が違うので勿論取れる商品もあるかもしれませんが、だれの目から見ても美味しい…高回転で高利益な商品は当然すでに僕のかごの中にあります。
全頭して僕の取りこぼしを拾っているのかもしれませんが、専業だとしたら時間の無駄になってしまうのではないかと思います。それこそ時給を下げる行為です。
時給に縛られない人の存在
せどりの世界には専業でも副業でも無い人がいます。…言葉が少しおかしいので捕捉しますね。
『せどり バイト』
とかで検索すると出てくるのですが、業者がバイトを雇いせどりをやらせているパターンがあるんです。そういう意味では専業かもしれないし副業かもしれませんが、つまり仕入しかしない人です。
仕入れの基準さえ満たせば売れようが売れまいが一冊30円とかもらえるバイトなので、利益率が低い商品ばかりであろうと自分の給料には響かない…。そういう考えの人がいると思います。
そうでないと、せどらーが全頭し終わった棚を全頭し直すのはちょっと非効率的ですからね…。
にしても、一冊30円は割に合わないような気もするのですが…。まあ価値観は人それぞれなのであれですね。
本せどりの時給は??
本せどりに関しては、まず仕入れたら検品して出品、購入されたら梱包して発送という流れなので…。商品に対して時給が変わる要因は仕入れだけだと思います。
つまり仕入れにどれだけ時間がかかってどれだけの量を仕入れられるか、ここが時給を決める一番の要因ということです。
じゃあ一時間で何冊仕入れられるか…。これは人それぞれです。(そもそもバーコードリーダーを使うか使わないかでだいぶ変わってきますからね。)
そして同じ人が同じ速度でリサーチしたとしてもお店の状況で仕入れられる本の量は変わってきます。
全ての平均値を統計で出したわけでは無いのですが…僕の経験では、(あくまでもうちの店舗の基準だと)1時間あたりの時給は3000円から4000円くらいだと思います。
ただこれは仕入れのみで考えた時給なので、検品、梱包、発送をいれたらもう少し下がるかな…。という感じではないでしょうか。
(因みに今回は家を出た時間を開始時間、家に帰ってきた時間を終了時間として計算しました。)
本せどりの時給換算について まとめ
そもそもなんでこんな記事を書いたかというと、最近自分の店舗で仕入れ基準の見直しをしたからです。
と言うのも仕入れの際、リサーチしていて自分が定めた基準を満たすものしか購入しないのですが、基準を満たさないけど惜しい…という商品が大量にあることに気づいたんです。(そもそも最近は送料が自由化し、そのあたりはモノレートを見ても曖昧な感じになってますね。)
こういう基準を満たさないけど惜しい商品を拾うことは時給を下げることに繋がると思い、ずっと避けてきていたのですが、最近検品スタッフが頑張ってくれているので在庫の回転がとても早くなりました。
このタイミングで少しだけ仕入れの基準を変えてみて実験してみようと思ったわけです。
僕の考えとしては、薄利でも回転していれば全然OKなので…。
試算では、基準を下げることで逆に利益は増える…つまり、時給は上がるのではないかと考えていますが、ここらへんはやってみないとわからないので、とりあえず半年くらい実験してみようと思います。
今回は以上になりますが、実験の成果をそのうち書く…かもしれません。書かないかもしれませんが。笑
自営業のメリットは自由が利くことなので、試行錯誤してすこしでも時給を上げていきたいですね。
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