高回転で利益率も良い!!
と言われている本せどりですが、細かく分類すると色々なタイプの人がいます。
今回は本せどりの中でもある意味で最強なタイプである
『薄らー』
について考えていきます。
(注)この記事で紹介する『薄らー』は自己発送で本を販売しているせどらーです。
『薄らー』とは??
最近あまり聞かなくなりましたが僕がせどりをはじめた頃には良く聞いたような聞いてないような…。笑
『薄らー』とは、利益が薄い商品でも高回転のものなら仕入れの対象にするせどらーのことです。
僕は『うすらー』だと思っていたのですが、『はくらー』が正しいようです。まあどっちでもいいですね。笑
薄利多売スタイルのせどらーはこの『薄らー』に分類されます。
『薄らー』のメリットとデメリット
『薄らー』のメリット
『薄らー』のメリットは何と言っても仕入れ対象数の多さです。
これは本せどりに限らない話ですが…利益が何円以上の商品を対象にするかで仕入れられる商品の数は大幅に変わります。
例えば単Cコーナーメインの本せどりの場合で考えると『利益が○○円以上出るなら全部仕入れる』といった考え方をしている人が多いと思います。
この『○○円』の部分が人によって『100円』だったり『200円』だったり『300円』だったりするわけですが…同じ店舗でもたくさん仕入れられる人と全く仕入れられない人がいるのはここの差ということになります。(勿論ほかの要素もあるかもしれませんが。)
『薄らー』のデメリット
本来だと『薄らー』の一番のデメリットは利益が薄すぎて、競合によっては赤字になる場合が多いことです。
しかし、単Cコーナーのせどりの場合、その仕入れ対象は『108円』か『200円』なので、いくら利益が薄くても赤字になることはほとんどないと言えます。
それでは単Cコーナーせどりの場合の『薄らー』のデメリットは何か??
それは間違いなく作業量の多さです。
仕入れにも時間がかかるため、複数の店舗を回るのが困難になります。
作業量の多さ=時給が下がる??
極端な例ですが…本一冊あたりの平均利益が『200円』の人(Aさん)と『400円』の人(Bさん)がいるとします。
Aさんはある日、本を100冊仕入れてきました。この時点でAさんの仕入れ基準で考えた場合の期待値は200円×100冊なので20000円です。
Bさんは本を50冊仕入れてきました。この時点でBさんの仕入れ基準で考えた場合の期待値は400円×50冊で20000円です。
(あ、先に言うべきでしたが、僕は見込み利益という考え方自体苦手なので、いつも今まで販売した数万冊本の売り上げの平均値を『期待値』として算出しています。)
どちらも期待値は同じですが、仕入れ数は半分…勿論出荷数も半分で済みます…が、売れ残るリスクや値下がりするリスク、返品リスクなどを踏まえるとどちらが有利とは一概には言えません。
つまり作業量が多いことは自給の低下には繋がる…とは思いますが、だからといって『薄らー』が悪いわけでもありません。
なんにせよ仕入れないと始まらない…仕入れ0では利益も0円ですからね。
本せどりの時給換算についてはこちらの記事でも触れています。
『薄らー』を目指すべき人とは??
『薄らー』を目指すべき人は…
まめな人です。
なんて結論だと怒られそうなので、ちゃんと考えました。
地域によると思うのですが…
- 300円の利益がでる商品は全然見つからないけど150円ならいっぱいある
- 普段から仕入れの数が少なすぎて暇な時間が多い
- 利益率の理想が高すぎて販売の経験値自体つめていない
- 組織化するなどの理由があり、商品数と売り上げを伸ばしたい
- そもそも頻繁に移動できるような店舗数が周りに無い
このような人は『薄らー』を目指す価値があると思います。
…というか、『薄らー』以外にやっていけない地域も実際にあると思います。
まとめ
タイトルにも書きましたが『薄らー』はある意味で最強のせどらーです。
その一番の武器は他のせどらーの戦意を削ぐことなので…同じ地域に『薄らー』の方がいたら、状況はかなり厳しくなります。
因みに僕の地域にも『薄らー』と思われるせどらーが複数人います。
これは直接聞いたわけではなく、抜いている本から推測しただけですが…50円くらいプラスだったら全部仕入れている感じの方もいます。(もしかしたらどこかの業者さんのバイトかもしれませんが。)
そのため、遭遇すると毎回6カゴとか10カゴとか持っているのですが…検品と発送を考えると…僕にはできません。想像しただけで吐きそうです。笑
そもそも僕が全頭検索して抜き終わった棚から3カゴとか平気で持っていきますからね…ちょっと敗北感を感じますよね。笑
僕は僕の中での最大利益を目指している。彼らは彼らの中での最大利益を目指している。
同じ結果を目指しているのにやり方は人それぞれ…せどりの面白いところですね。
最初にも書きましたが、今回紹介している『薄らー』はあくまでも、自己発送で販売しているせどらーなので、そこは勘違いしないでください。(FBAの薄利多売は手数料でやられますからご注意ください。笑)
最終的には『薄らー』+外注(検品、発送)というスタイルが理想かもしれませんね。
因みに僕は検品スタッフを雇っているのですが『薄らー』では無く、『ちょっと薄らー』くらいだと思います。笑
ただ今はそうなだけで、周りの状況やライバルの動向で日々変化していくものだと思っています。
地域によりますが、なかなか仕入れができない…と萎えている方は『薄らー』を試してみても良いかもしれませんね。
何かしら参考になれば幸いです。
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